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ミュゼダグリの活動分野

レクリエーション農業で農地をまもる

ミュゼダグリの目的は、都市の農業と山間の第一次産業を元気にしたいということです。

都市や都市近郊では、農地は他の都市的土地利用と競合しています。そういった「都市的土地利用」に匹敵するほどの経済性がなければ、やがては農地はなくなるでしょう。

山間地では、その経営規模からして、農業も林業もその生産物を販売して暮らすことが困難になっています。

どうしたらいいでしょうか。

わたしたちは、そのための手段として、ひとつは農業経営としての「栽培レクリエーション」を提案しています。都市的な生活をする人たちのために、楽しくてスリリングな栽培の時間を提供するのです。野菜や果物を育て、最後には味わう。その時間をレクリエーションとして販売する。その間に、栽培だけではなく、食器づくりや布づくりなどもプログラムに入れていきます。かつての手づくりの生産活動を、全部レクリエーションにして、とっておきの「豊かな時間」を楽しんでもらおうという仕組みです。

そういうレクリエーション農業を提案し支援しようというのが、わたしたちミュゼダグリの活動です。このようなレクリエーション農業の仕組みは、「地域丸ごと農のミュージアム」になるでしょう。

もちろん、週末ごとに楽しめる都市や都市近郊と、ちょっと長い休暇が必要な山間地とでは、プログラムはまったく違ってきますが…。

レクリエーション農業の周りの活動

農のファッションをつくろう

いま大都市を中心に、「土にふれてみたい」とか「野菜を作ってみたい」と、小さな菜園を楽しむ人が増えています。『レジャー白書』でも、この10年ほどにわたり、ほぼコンスタントに約4000万人の人たちが「野菜の栽培をしてみたい」という調査結果を示しています。

もちろん、その理由はさまざまでしょう。しかし、これだけの人びとが「菜園生活」に関心がありながら、そのスタイルは昔のままです。着古したシャツ、よれよれのパンツ、機能さえあればいいといった風情の帽子……。汚れてもいいものというだけの、めちゃくちゃな取り合わせでいいのでしょうか。

現在の日本の農の風景は、必ずしも美しくはありません。たしかに、一部の観光向けの棚田や京都郊外の風景は、それなりに気をつかっています。けれども、日常的な農の風景はどうでしょうか。

沿道でむき出しのまま野積みされた廃車、けばけばしい看板、無造作に放置されるゴミ。作業のためのファッションなど、求めるべくもありません。景観的には、貧しくなってさえいるのです。

このままでは、「豊かな時間」を過ごすことなんて、とてもできません。都市人が栽培を楽しむのは、すなわち「豊かな時間」を過ごすということなのですから……。着るものも景観も楽しく美しくなくては、「豊かな時間」は生まれません。

土に親しみ、生命をはぐくむ、そんな「豊かな時間」を楽しむファッションがほしいと思いませんか。美しい田園風景のためにも、「ファーマーズ・ファッション」は必要なのです。

《コンセプト》農を美しく楽しくするファッション&景観

対象:
都市の菜園生活にあこがれる人びと(スローライフ、スローフード、本物の野菜などに興味のある人びとを含む)

考え方:
これからは、自ら時間を楽しむための産業が重要になります。そのひとつが、“RECREATIONAL CULTIVATION(レクリエーションとしての野菜などの栽培)”です。自然との駆け引きを楽しみながら野菜を育て、収穫を待つのは「大人の遊び」といえます。収穫はもしかしたら、ゼロかもしれません(自然相手の農業ではありうることです)。うまくいけば「美味」が待っています。そう、栽培は楽しくスリリングなゲームになるのです。だから、「栽培」というゲームのためのファッションがほしいのです。

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